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2019.07.18家二郎への挑戦!
7月、そろそろ暑さも厳しくなる季節ですね。
暑い時こそ、食べたくなるのがラーメン!
暑い時期は、やっぱりスタミナが必要!
ガツンと来るラーメンといえば二郎系でしょう。
今回は、家二郎インスパイアラーメンに挑戦します。
左写真の材料を用意しました。
スーパーにお願いして特別背脂を用意して頂きました。
ありがたいですね!
まずは豚骨の下処理をしましょう。
豚骨の下茹でをおこない、砕きました。
豚骨で出汁を取って、髄を抜きます。
さらに野菜、背油、豚肉、鰹節を入れて
5時間程煮込んでスープにしていきます。
3時間程で野菜、豚肉、背油を取り出します。
豚肉、背油はトッピングで使用します。
出来上がったスープです。
豚骨の綺麗な白色のスープと背油、豚肉の旨味
脂が溶け出し、これぞ二郎系という感じになりました。
次に麺を作っていきましょう。
今回使った粉は、
「春よ恋」「オーション」「タピオカ粉」の3種類。
誤って「春よ恋」を3㎏も買ってしまいました。
この先もたくさんラーメンが作れますね。
加水率32%の割合で粉をこねて、踏んで作ります。
30分寝かせた後、
複合圧延をして麺を鍛えていきます。
何回も何回も鍛えてから、製麺します。
打ち粉をして、1日寝かせて完成になります。
二郎系特有の小麦の香りと低加水により
実現できるワシワシとした良い麺になりました。
カエシを作ります。醤油2 みりん風調味料1 水3の
割合に味の素・塩を入れ、水が蒸発するまで煮ます。
煮込むことにより、醤油の角がとれ長期間熟成された
カエシが出来上がります。
このカエシにスープから取り出した豚肉と脂半分を漬け込み、残り半分の脂はスープに残し溶かしていきます。
カエシに豚肉を漬け込むことにより豚肉の味付けはもちろんですが、カエシに豚の旨味を染み込ませます。
旨味と旨味のトレードがこのジップロックの中で
起こっているのです。
トッピングの具材を作っていきます。
二郎系といえば野菜!もやしとキャベツを茹でます。
二郎系はただでさえ脂が塊ですので、野菜を茹ですぎると野菜が脂を吸って唯一の逃げ場がなくなります。
野菜は野菜で自立しなければなりません。
茹で時間は2分が限界です!
もうひとつ、二郎系といえば巨大な焼豚!
スーパーで購入した豚肉なので巨大とまでいきませんが
カエシから豚肉を取り出し、厚目に切っていきます。
カエシにつけた背油を砕きます。
通称ドレッシングといわれ野菜の上に
トッピングします。
二郎系には欠かせないもの
「ニンニク」を一房分、刻んでおきます。
その他トッピングとしてうずらの卵を茹でました。
いよいよ盛り付けです。まずはどんぶりを温めます。
水を入れレンジにかけます。
この工程を省くとスープの温度が冷めて
全て台無しになります。
麺の茹で時間は、10分。
どんぶりにカエシ、味の素、スープを入れ
麺を入れていきます。
そして・・・トッピングオーダーの時間です。
「ニンニクいれますか?」
「ヤサイニンニクマシマシアブラカラメ」
この掛け合いこそが、まさに二郎系!!
家二郎を作るときは省略してしまいがちですが
この掛け合いを脳内で行い、二郎系のイメージを高めていきます。
完成です。
調理時間およそ10時間!!
家二郎ヤサイニンニクマシマシアブラカラメトッピングです。
この圧倒的なビジュアル 麺、スープ、トッピング!それぞれが自分を主張し抑制し協調している。
この一杯のどんぶりの中で三権分立が成立しています。
~実食~
家二郎にしてはかなりのクオリティが出せたと思いますが、反省点も多く改善する余地があると思いました。
麺は、小麦粉に「春よ恋」を使用し上品な麺に仕上がりましたが、もう少し小麦の香りを強くした方が二郎系だと思うので、「オーション」の比率を多くして改善したいと思います。
スープは今回、非乳化タイプのスープを作りました。二郎系には、乳化タイプと非乳化タイプの2種類がありますが、乳化タイプはスープに脂が溶け込んでいる状態になります。家庭で乳化タイプのスープを作るのは難しいですが、ハンドミキサー等で強制的に乳化させる方法があるので、次回はチャレンジしてみたいと思います。
P.S. 我が家に新しい家族が増えました。